2017年4月6日木曜日

ウクライナからロシアへ(スムィからクルスクへバスで移動)

 先日、クルスクКурск行きのバスを発見したので、これでロシア入りしてみました。とは言え、この「戦争中の」時期、バスでの越境は時間がかかると予想していましたが、まあその通りになりました。


 
 早朝6時半前のスムィСуми、バスターミナル。小雨が降っていて、ターミナルに来るまでに少々濡れてしまいました。



 チケットは前日に購入しておきました。Visa使用可です。140.75G(約580円)でした。



 6時半ギリギリにホーム入りしたクルスク行きバス。あんまりいいバスじゃなかった。まあウクライナとロシアの間を結ぶバスじゃ、こんなものか。お客はかなりいます。



 ほぼ一時間の乗車ですぐさま国境ユナキウカЮнаківкаに到着。



 ここでバスを降りて徒歩で越境する人も数名いました。聞くところ、すぐ向こうの町に向かう人たちとのこと。



 荷物検査のために一旦下車。いつもより厳重チェック。



 出国手続きにも時間がかかりました。二人ほど、出国が認められない男女がいて、彼らが国境警備員と言い争いを開始。そのせいで検査が遅れ、僕の隣に座っていた初老の男性が何度も舌打ちを繰り返します。また荷物の再検査になった男性もいました。更に、パスポートを預けてから戻るまで一時間程度の時間がかかりました。

 次いでロシア側の入国審査場スジャСуджаに移り、出国手続きが始まりました。ここでは全員が降車、久々に一人一人が審査される形になりました。その後、手持ち荷物が全て審査場の一区画に集められ、その回りにシャッターが下ろされて中が見えないようになりました。シャッターが下りた後、麻薬探知犬と思われるかわいいもじゃ毛の犬が係官と共にシャッターの内側に入り検査。10分程度で荷物検査が終わったようでシャッターが開き、各々が荷物を受け取ってバスに積み込みました。

 結局、越境で二時間かかりました。バスの運転手曰く、日によっては1時間で越えられることもあるとのこと。鉄道で越える場合にはダイヤがあるのでここまで延びないのですがねえ。
 ともかく、スジャの町のターミナルに到着し、5分程度のトイレ休憩。



 小雨の中クルスクが近づくにつれ、道が良くなってきました。先日、ウクライナのフロイスマン首相が、ウクライナの道路の95%は崩壊していると言っていましたが、確かにひどくて、それと比べるとロシアはインフラ整備が進んでいるなあと思わずにはいられませんでした。



 クルスクに入りました。



 こうしてクルスクのターミナルに到着。



 Wifiは無料のものはありませんでした。ターミナルのそばからは駅などの中心地を向かうマルシルートカなどがでています。



 バスを待っていたのですが、なかなか来なかったもので、結局その辺に停まっていたタクシーに乗りました(300R)。こうして町の中心に向かう間に気がつきました。この町、バスターミナルと中心街との間をまっすぐ結ぶバスやトラムがなくて不便だと思っていたのですが、両者の間に深い谷があるのですね。タクシーはその谷を下りて、再度登るコースを取りましたが、バスやトラムではキツく、それ故に南側を迂回するのです。そういうこともあり、タクシーを使ったのは悪くなかったと思いました。



 ここまで来ればモスクワМоскваはすぐそこ。とは言え、また仕事が待っているのか。。。

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