2024年5月28日火曜日

コーカサス落ち穂拾いからモスクワ帰還

モスクワに戻りました。が、幾つかアップしていなかった写真でお茶を濁します。



ジョージアのシュヴァリ修道院。

カズベキのトイレ

アルメニア、アラヴェルジに泊まった際に撮影。サナヒン修道院(10世紀)


近くに見える廃工場。鉱山閉山で寂れています。

そして戦勝記念日(対独、5月9日)直前のルビヤンカ。盛り上がろうとしていました。



 

2024年5月19日日曜日

ジョージア編 ディドゥベ・バスステーション

出張中の休日にはどこかへ遠出しようと画策していました。遠出するなら、トビリシ北部にあるディドゥベ・バスステーションから多数の地方行バスが出ています。


地下鉄ディドゥベ駅のホームからの出口は一か所だけなので、乗客の流れについて外へ向かいます。

連絡通路から外に出ると、ここに出ます。これは通路を出て入り口を振り返ったところ。



周囲にはこのように市場が広がっています。


上の写真の右側はこのような広場になっています。


マルシルートカのフロントガラスに行先が書いてあるので、居合わせた人にどの車が出るか聞いて乗車します。行先が書かれていなくても、別の行先のものが経由する場合があるので、尋ねる価値あり。行先はジョージア語とロシア語が書かれていることが多いですが、ジョージア語のみの場合も。


またこの広場の背後の市場の向こうにもバスターミナルは広がっていて、そちらに発着するマルシルートカもあります。


この広場の歩道を地下鉄から離れるように歩いていくと、このように両替所が並んでいます。レートは中心部より総じていいようです。遅い時間まで営業している店舗もあります。


この広場の向こうには自動車道があり、中心部に向かう路線バスの発着する停留所があります。

さて、僕はここから地方都市へ出発です。

2024年5月16日木曜日

ジョージア編 トビリシの公共交通機関

・公共交通機関

トビリシではメトロカードというチャージ式カードが使われています。この1枚で地下鉄、バス、マルシルートカ、ケーブルカーに乗車できます。90分以内の乗り継ぎは無料です。

地下鉄駅にこのような切符売り場があるので、ここで購入します。

カード自体は2GELで、そこにさらに運賃分を入金します。基本的に1乗り1GELです。




改札でカードをタッチすると、残高が表示されます。チャージは切符売り場でもできますし、近くに置いてある端末でクレジットカードで入金もできます。


地下鉄


バス


マルシルートカ



バス停にはこのように電光掲示板があり、発着するバスやマルシルートカの番号と残りの待ち時間が表示されます。



バスとマルシルートカの車内にはカード読み取り端末があり、そこにカードをタッチします。


この端末にはVISAやマスターカードのマークがあったので現地スタッフに聞いたところ、クレジットカード払いもできるとのことでした。僕は試していませんが、機会のある方はぜひ。


・地図

トビリシではGoogleマップでもYandexマップでも乗換案内が表示されますし、多少の差はありますがいずれも妥当な選択肢を出してくれます。ただし、GPSで現在地を表示する機能はどちらもありません。GoogleマップではタクシーアプリBoltの所要時間と価格も表示されました。早いし安いので、特に公共交通機関を降りてから長時間歩く場所に行くような場合にはかなり便利です。



2024年5月9日木曜日

ジョージア編 トビリシのデモ

日本でも報道されましたが、トビリシに着いて早々、中心部の自由広場付近でデモがありました。



最初に見かけたのは昼過ぎでした。ちょうどこの通りに面した場所に居合わせたのですが、近くの店員に「何のデモですか?」と尋ねると、「ロシアで採択されたのと同じような法律が施行されるのではないかと心配している人たちのデモです」「外国の代理人法ですか?」「そう」とのこと(これはデモ初日の午後で、タイミング的にまだ報道が出ていないときでした)。

この道を直進すると議会前に出ます。この日の夕方には議会前にとてもたくさんの人々が集まりました。

夕方、仕事を終えて議会前を通りがかった際はこんな感じでした。



大規模デモは、確か19:00にスタートしました。下の写真はもう少し後の時間で、議会の手前の建物前、地下鉄「自由広場」の入り口付近ですが、この向こうにたくさんの群衆がいるのが見え、拡声器の声も聞こえてきました。



僕はここから地下鉄に入りましたが、反対側の、地上へ向かうエスカレーターにはずらりと人が並び、国旗やプラカードを持つ人の姿も数多く見られました。


周囲には警察官や乗用車型のパトカーはいましたが、拘束した人を連行する護送車や機動隊のようなものは見かけませんでした。そしてなんといっても現場の雰囲気が、ロシアと違って危険で物騒な感じがしなかったのです。老若男女が続々と集まって反対意見を表明し、それが暴力的に封じ込まれることはないという了解があって、こういう雰囲気になるのでしょう。子供連れの家族の姿も何度か見かけました。本来、平和的デモというのはこういうものなのだろうなあ。


現地スタッフ曰く、「仮に国民が反対する法案が議会に提出されて審議されたとしても、国民が反対すれば撤回されます。そういう国なんです」とのこと。

2024年5月5日日曜日

アルメニアからジョージアへ夜行列車で移動(コーカサス アルメニアからトビリシへ)

エレバンからトビリシに移動する日を迎えました。この二都市間の移動方法で一番多いのはマイカーやマルシルートカで、これだと4時間ほどで到着できるのですが、一度は夜行列車に乗ってみたい。それだと2日に1本、21:30分発7:35分着です。というわけで、久しぶりの列車での国境越えです。


エレバン鉄道駅。


中央の入り口から入ると広いホールになっています。


上の写真の突き当りに見える青い電光掲示板には、国際線の時刻表が掲示されています。


このホールの左手に広い待合室への入り口があり、その中に切符売り場もあります。

出発の40分ほど前に構内放送があり、乗車案内されました。この列車、4両しかないのですが、僕のチケットには車両は12号車と書かれています。先頭車両から順にチェックすると、1号車、2号車、5号車、そして12号車となっていました。

乗車時はロシア国内と同じように各車両の入り口にいる車掌に切符とパスポートを見せます。背後にいたロシア人が車掌に「車両が少ないから、不安になりましたよ」と言うと、車掌が「私たち民族は計算ができなくてねえ」という、自虐ジョーク(?)を返していました。

みんな大好き、三等寝台。

この日の三等寝台車両の埋まり具合は半分程度でした。出発後にリネン類が配られます。コンセントは各座席にあります。車内WiFiはなぜか「ロシア鉄道 РЖД/PZhD」(!)という表示のものがありましたが、接続できず。

列車のルートはこうなっています。

この列車は途中でアルマヴィル Армавир/Armavir、ギュムリ Гюмри/Gyumri、ヴァナゾル Ванадзор/Vanadzor、パンバク Памбак/Panbak、シャガリ Шагали/Shagali、サナイン Санаин/Sanain、アイルム Айрум/Ayrum、サダフロ Садахло/Sadakhloに停車します。最後の2か所は国境です。

おおよそですが、列車は深夜3:30頃にアルメニア出国手続き、5:00前にジョージア入国手続きをしました。アルメニアの出国手続きは、車内にパスポートコントロールの係官が乗ってきて全員からパスポートを回収しますが、ジョージアの入国手続きは乗客がホームに降りて係官のいるブースに並ばなければいけません。冬ではないので屋外は極寒ではないものの、深夜に鬼対応です。入国スタンプをもらい、車両に戻ってしばらくすると税関職員が乗車してきて、高額な品や酒類を所持していないか聞かれます。


7:35トビリシ着。

列車を降りて進行方向に進むと駅舎への入り口があります。ここは階段しかなく、大型スーツケースを持っているとちときついです。


このようなフロアに出ます。


ここもフリーWiFiがありますが、僕の仕事用スマホはなぜか接続できず。


駅舎の見取り図はこちら。

このまま外に出ると客待ちのタクシーが並んでいます。少し歩くと両替所や銀行などの並ぶ通りに出ます。しかし、さすがに寝不足。早めにホテルに向かいます。

ロシア出入国時の(日本人)指紋採取の開始

大使館より連絡が入りました。 __________ 日本人を含む外国人がロシアに入国及び出国する際の審査において 、 指紋等の個人生体識別情報を採取する措置がモスクワに所在する空 港にて12月1日より先行開始されます。 空港でのロシア入国及び出国手続きの際にはご留意ください。 1...