コロナの新規感染者が増えてきて、外出しにくさを感じるようになりました。春の外出禁止の頃のような厳しさはありませんが、出かけにくい反動で、自宅の掃除や断捨離を半年ぶりに徹底的にやりました。すると最近出番が少なかった、まだ使えるので捨てるべきか迷う物がぼちぼち出てきました。普段、不用品はマンションのごみステーションに捨てるだけなのですが、本音を言えば、まだ使える物は、せっかくなら生ごみやなんかと一緒くたに袋に詰められ焼却されるよりは、必要としている人のところでセカンドライフを歩んでほしい。
昔は集合住宅の玄関前に不用品や古本が置いてあり、欲しい人が持って行くというのがありましたが、さすがに今の住まいでは見たことがありません。どうしようかと考えあぐねていたところ、町中にチャリティー団体の運営する寄付ボックスがあるのを発見しました。
1軒目は「フタロエ・ディハニエ(第二の息吹)Второе дыхание」。https://shop.vtoroe.ru/
回収ボックスは地図の青の丸の位置にあります。
回収ボックスは地図の青の丸の位置にあります。
この団体では衣服、鞄、靴、マフラーや帽子、ネクタイなどを回収してもらえます。欠陥箇所があれば修理して、そのまま使える物と一緒に福祉施設に渡したり、モスクワ市内に4軒ある直営のチャリティーショップで販売したりされます。修理不可能なものは加工工場へ。そのためどんな状態の物でも回収できるそうですが、本当かなあ。
このボックスに入れるだけ。僕が行った場所は「ラ・モーダLa moda」という通販会社の小包の発送・受取をするブース内だったので、居合わせた店員さんに渡して終了。こうや君は、使用感はあるもののどこも壊れていない不用品を出しました。
2軒目は「ドーブルィエ・ヴェーシ(親切な物)Добрые вещи」。https://dobrove.ru/
実物を確認したかったのですが、行った先のボックスは敷居の高そうなセレクトショップの中にあって、オーラに負けて断念。写真はdaily.afisha.ruよりお借りしました。
こちらはそのまま使える、コンディションのいい物のみの回収です。衣服や鞄のほか、シーツや毛布、クッション、子供用玩具も扱っています。ここで回収されたものは同団体のパートナー会社のセカンドハンドショップに卸され、子供の多い家庭や片親家庭など経済的に苦しい人々や障害を持つ人々などに低価格で提供されるそうです。また同団体は病気の子供たちへの支援プロジェクトもやっていて、売り上げは彼らへの援助にもなります。
3軒目は「ラフカ・ラドスチェイ(喜びの店)Лавка радостей」https://radostey.lavkafond.ru/
ここは市内3か所の店舗で不用品を受け付けています。衣服のほか、使用可能な状態の家電製品や食器も回収してもらえます。
所在地は地図の上から、
・地下鉄ツヴェトノイ・ブリヴァール駅
Малый Сухаревский пер., д. 7/ Maly Sukharevsky pereulok 7
・地下鉄クラスヌィエ・ヴォロータまたはクルスカヤ駅
ул. Покровка, д. 45 стр. 4/Pokrovskaya ulitsa 45 c4
・地下鉄パルク・クリトゥールィ駅
ул. Тимура Фрунзе д. 11 стр. 44/Ulitsa Timura Frunze 11 c44
ツヴェトノイ・ブリヴァールの店舗はこんな感じでした。
一番奥にレジがあるので、そこの店員さんに渡すだけです。僕が行った時はプラスチック製の玩具を持ってきた人がいました。接客中だったためか、店員さんは特にその場で状態をチェックするわけでもなく、「置いていってください」という感じ。
今回はアクセスしやすい場所にある3軒をご紹介しましたが、ほかにも例えばゴーリキー公園内にも回収コンテナがあるらしいです。SNSで募集している慈善団体もあります。機会があれば利用してみては。
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