2020年11月6日金曜日

イヴァノヴォからバスでプリョス日帰り訪問:ホルイへの旅3 

 最近、地下鉄の乗客がほとんど全員着用するようになりました。どうも家を1歩でも出るならマスク着用が義務になり、守らないと5000ルーブルの罰金だと発表されたとのこと。ごみを捨てに行ったり、路上をただ歩いたり、マンションの廊下を歩いたりするだけでもマスク着用が義務づけられたのだそうです。これでコロナの進行速度が抑制されると良いのですが。

 さてホルイへの旅の続き。ヴォルガ川右岸の小都市、プリョスПлёс/Ples

 モスクワやコストロマを守る国境の要塞として1410年に築かれました。かつて写実画家のレヴィタンЛевитан/Levitanやオペラ歌手のシャリャーピンШаляпин/Shaliapinなど著名な芸術家が訪れ、今でもクルーズ船が停泊し観光客の集まる美しい町として知られています。

 13:50、やっと出発時刻を迎えました。今回はこんなバスです。このタイプのバス、イヴァノヴォ州ではよく見かけました。


 プリヴォルジスクПриволжск/Privolzhskでまとまった人数が乗り降り。プリョスに到着したのは15:30過ぎ。バスの左側の小さな建物がバスターミナル。のどかだ。

 こちらはプリョスのバスターミナルから出発する便の時刻表。左から目的地、料金、出発時刻、所要時間。モスクワ行きも出ています。


 バスターミナル前にヴヴェデンスカヤ教会Введенская церковь。鐘楼は遠くからも見えるので、いい目印になります。


 帰りのバスは16:00以降だいたい1時間に1本あるのですが、あまり遅くても困るので、17:00発を目指します。というわけで、プリョスを1時間半ほどで回らなければなりません。

 バスターミナル前の広場にプリョスの市(?)内全体図があります。

 バスターミナルからヴォルガ川に向かって坂道を下る。最初に目指すのはレヴィタンの家博物館。途中、家と家の間の石畳の道を下り、河岸へ。改修工事をしてホテルにしている家もあります。

 途中の丘からの眺め。こぢんまりとした町を一望可能。もう秋も深まりました。


 隣には18世紀に建てられた生神女就寝大聖堂。


 本当にこの道でいいんだろうかと思いながら下っていくと、

 河岸に到達。

 川に出たら右折し進んで行きます。鎮座ましますレヴィタン先生。先生の銅像の隣が博物館です。


 入館料は100R。写実画家のイサーク・レヴィタンが1888年と1889年に滞在し、創作活動を行いました。
 ここは画家のアトリエ部屋。

 こちらは弟子で愛人だったソフィヤ・クフシンニコヴァの部屋。


 プリョスの港。町自体はとても小さいのですが、ヴォルガ川クルーズが停泊することもあるようですが今は閑散期で寂しい。川沿いの道は夏には活気があるのだろう。

 この日は燻製の魚を売っている店や数軒のカフェが開いていました。


 カフェ・クフシンニコヴァ。コーヒーを飲みに来た人たちがのんびり過ごしていました。

 お土産市場。「プリョス最古の商店街」とのこと。


 この町には古い小さな建物が残っているので、それを見ながら散歩するのもなかなか面白い。



 イヴァノヴォとか、ウラジーミルとか、モスクワの東側の農村っぽい雰囲気で満ちています。

 バスの時間が迫り、急ぎ足でバスターミナルに戻ります。黄色の鐘楼を目指すが、坂道が多い。
 空腹ですが、このままバスに乗ってイヴァノヴォへ。到着した頃には真っ暗でした。


 バスターミナル近くのホテルに入り、ホテル内で夕食を済ませました。20:00で閉店だったのでギリギリセーフ。付近にはスーパーやテイクアウトの店はあっても、店内で食事できるカフェなどはなさそうだったので助かりました。サラダ、ボルシチ、ハンバーグと付け合わせ、ドリンクで290R。味も悪くなかった。1品目、2品目、飲み物、付け合わせ、どれも24種類から選ぶことができました。




 翌日も早いので、早々に休みました。余談ですが、室内は広くて清潔で快適だったのですが、ホテルの廊下にこんなオブジェが。暗がりでなくてよかった……!
 しかし何なのですかねこれ。昔銀河鉄道999で化石化ガス雲に覆われた惑星で人が皆こんな風に石化してましたけど。或いはもっと抽象的な、ソ連時代に思想的にがんじがらめにされた人とかか?

2020年11月4日水曜日

モスクワからイヴァノヴォへ鉄道で移動:イヴァノヴォに立ち寄るこうや君:ホルイへの旅2


 結局、モスクワを朝早く出発してイヴァノヴォИваново/Ivanovoへ行き、プリョスПлёс/Plyosに日帰りで足をのばし、イヴァノヴォで一泊して翌朝パレフを目指すことにしました。健康面で無理はしたくないということで。こうや君はもうお爺さんなのです。
 朝のモスクワ・クルスク駅。ここのラストチカはパスポートを確認して乗車です。

 ラストチカのシートは快適。しかもこの日はそんなに乗客が多くなかった。


 7:07モスクワ発。ウラジーミルВладимир/VladimirとシュヤШуя/Shuiaで停車し、10:48イヴァノヴォに到着。


 駅舎は改装直後とあってピカピカ。

 バスターミナルに行く前に、中心部にある織物博物館に寄ってみました。鉄道駅からはバスでも行けますし、歩いても25分ほどでたどり着けます。
 写真は途中で見かけたきれいな建物。

 織物博物館を見学します。建物の写真がなくてすみません。この博物館はコロナ対策でマスクと手袋を着用しないと中に入れません。
 イヴァノヴォは1561年にできた町で、17世紀には繊維工場が建てられ、ロシアの繊維産業を牽引する都市になりました。今でも「イヴァノフスキー・トリコタジ(イヴァノヴォのメリヤス衣料)Ивановский трикотаж」という衣料品店はモスクワ市内でも広く展開して、買い求めやすいロシア産布製品を供給しています。

 布につける柄のスタンプ。こういう模様、今でもよく見かけます

 民族衣装のサラファン。


 織機。なかなか巨大。


 こんなオブジェも。およそ地球儀ですな。


 このほか、ロシアの服飾デザイナーのザイツェフのコレクションが展示されていました。

 さて、事前に調べたところ、プリョス行きのバスは12:40なので、そろそろバスターミナルに向かわねば。かなり離れているのでバスで移動します。1乗り23ルーブルで、車掌からチケットを購入。
 しばらくぶりに再訪したイヴァノヴォのバスターミナル。

  ここでプリョス行きのチケットを買おうとしたところ、次のバスは13:50発。事前に検索して見つけていた12:40発のバスは、なんと、存在していませんでした。とにかく、あるバスを予約。200ルーブルでした。カードも利用できます。

ここから発着するバスの時刻表を載せておきます(2020年10月)。まず都市間バス。


 次が近郊バス。


 地方間の長距離バス。デルベントやトビリシまで行けちゃいます。
 


 半端に時間が余ったので、バスターミナル横にある巨大なスーパー、マグニトМагнит/Magnitで食料を調達。ほかにもバスターミナル内には無料のトイレがありますし、カフェやコーヒーの自販機もあります。有料の携帯電話の充電器もあります。
 長くなったので、次回に続きます。

モスクワ・メトロ、タガンスコ・クラスノプレスネンスカヤ線他で混雑緩和実験

 2020年11月2日から2021年7月2日まで、タガンスコ=クラスノプレスネンスカヤ線とネクラソフスカヤ線で、早朝の時間帯で半額に値下げするとのこと。

 時間帯は始発~07:15と08:45~09:15で、現在トロイカで40ルーブルするところ、改札ではなんと20ルーブルだけしか引かれないそうです。https://i.transport.mos.ru/skidkinatkl

 少し前にSMSでお知らせが来て知ったのですが、混雑緩和の実験だそうです。この路線が実験対象になった理由は最も混雑するからだそうですが、確かに紫線は南の方がとんでもなく混んで、昔、朝の通勤時間帯に乗ったところ、ホームに人が溢れすぎていて、最低2本はやり過ごさないと乗車できず、絶対にこの地区には住まないぞと決意したのでした。。。
 ネクラソフスカヤ線は、紫線の南の方を利用するのと同じ人たちが利用するみたいです。

 この辺りが混むのって、リャザンなどぎりぎり通勤圏内の他都市からのバスや列車の駅から乗ってくる人がすごく多いためなので、そちらからの接続の問題もあり、どこまで混雑が緩和されるのか疑問ですが、さすがにあれはひどいので、良くなるといいと思っています。

 ところでモスクワでは、つい3日前ほどまで地下鉄の半数~7割がノーマスクだったのですが、先日ソビャニン市長が高齢者や基礎疾患を持つ人に外出自粛するよう要請したためか、
今日地下鉄に乗ったら8割以上がマスクしていました!
 うちの玄関にも昨日から外出自粛のお知らせの貼紙が貼ってありました。
 ただ外出しないよう呼びかけるだけでなく、必要物資や医薬品を配達するサービスもあるとか。対策が本格的になってきました・・・

2020年11月3日火曜日

ホルイへの旅(モスクワから鉄道とバスでホルイへ。計画編)

 こうや君はコロナのせいで時間だけはあるという状況で、最近は旅行に精を出しています。
 今回は細密画シリーズ第三弾。今度はイワノヴォ州のホルイХолуй/Kholuyです。これまで訪れた細密画の町パレフ、ムスチョラ以上にルートづくりが難しい場所でした。


 ホルイの位置はこちら。

 ホルイへの公共交通手段が出ているのはユジャЮжа/Yuzha。ユジャへはイワノヴォИваново/IvanovoやシュヤШуя/Shuyaからアクセスできます。シュヤはモスクワ→イワノヴォの長距離列車が途中停車するほか、イワノヴォとの間にバスが頻繁にあります。


 まずは①モスクワからイワノヴォИваново行きをチェック。早朝に到着するにはこの列車。

 日によってはこんな夜行列車もあります。

 ②イワノヴォからユジャへのバスはおよそ1時間に1本あります。


 ③ですが、ユジャからホルイへのバスは少ないうえ、時間が微妙です。早朝を除き、イワノヴォからたどり着ける時間のバスは、水曜日のみ12:10発、水曜以外の平日は14:00発。

 続いて復路。
 ④ホルイ→ユジャは水曜日だとこの時間。

 土日以外の平日はこうなります。この便は水曜日もあります。


  ⑤その次のユジャ→イワノヴォは毎日このバスがあります。水曜なら以下の2本に乗れます。
 それ以外の曜日だと、利用できるのはこれ。

 または、タクシーを現地で捕まえて16:20に乗車するかです。
 ⑥最後のイワノヴォ→モスクワは、水曜ならこちらを利用できます。



 それより後の時間だと、夜行列車が2本あります。


 この時刻表通りに運行されているとすると、水曜日がもっともスムーズに移動できますね。
 ところで、地図を見るとユジャ→イワノヴォのバスはシュヤを経由します(紫線)。イワノヴォ→モスクワの列車もシュヤを経由するのです(青線)。ということは、ユジャ→イワノヴォ行きのバスに乗って手前のシュヤで下車し、イワノヴォ→モスクワ行きの列車にシュヤから乗車することもできます。

 しかも、イワノヴォのバスターミナルと鉄道駅はかなり離れているので市内バスかタクシーで移動する必要がありますが、シュヤのバスターミナルは鉄道駅前にあるようなので乗車しやすいのもメリットか。

まとめると、
モスクワ→イワノヴォ 22:05-04:52/01:56-05:35  
イワノヴォ→ユジャ 07:00-08:50   
ユジャ→ホルイ 12:10-12:29   
ホルイ→ユジャ 14:35-14:50   
ユジャ→イワノヴォ15:10-17:00/16:20-18:15 またはユジャ→シュヤ15:10-16:24/16:20-17:34
イワノヴォ→モスクワ 19:04-22:39  またはシュヤ→モスクワ 19:31-22:39

 日帰りするならこんなプランです。しかしイワノヴォ州にはほかにも古い町がありますし、前日の昼行列車でイワノヴォ入りして、プリョスПлёс/Plyosなどに足をのばしてもいいですね。ホテルもシーズンオフに加えて客不足のためかずいぶん安いですし、一泊し翌早朝からホルイに向かってバス移動した方が体力的には楽です。うーん、どうするか。

過去の
細密画シリーズ①パレフへの旅はこちら
細密画シリーズ②ムスチョラへの旅はこちら

8月のガソリンスタンド

  製油所攻撃によりモスクワでもガソリン不足が報じられています。今のところ、入荷し営業しているガソリンスタンドの数を絞って対応しているようです。今回ご紹介するのは 8 月にモスクワ郊外に出かけたときの様子。このガスプロムネフチは比較的列が短いと思いきや、油種が 2 つしか残ってい...