2025年10月23日木曜日

モバイルインターネットの接続状況(コミ共和国)

 先日、コミ共和国の首都スィクティフカルに滞在したのですが、こんな話を聞きました。

 

 この町でも、鉄道駅や宿泊先のホテルにいるとモバイルインターネットが遮断されて困っていました。その件を現地ドライバーに尋ねたところ、3週間ほど前からモバイルインターネットが不定期にブロックされるようになったけれども、場所によるのだと言うのです。つまり、学校や鉄道駅ではブロックされているのですが、そこから少し離れると繋がることがあるのだとか。例えばガレージにいるときに突然不通になっても、そこから100mほど離れると使えるといったようにです。確かに、僕もホテルで夜22:00頃から繋がらなくなりましたが、朝に外に出ると復活していたのですよ。

 

 MTSやメガフォンといったプロバイダーによっても差がありますし、中心部から離れた集落の方が従来通り繋がるそうです。実際に別の都市へ移動する間、通信状況は快適でした。

 

 そのほか、モバイルインターネットがブロックされていたとしても通信できるようにする有料アプリがあると聞いたとのこと。そんなことができるのか。

2025年10月18日土曜日

モスクワでの北朝鮮展

ちょっと前の話です。日本でも報道されたようですが、モスクワで北朝鮮展が開かれました。折を見て行ってきました。何が展示されているのか。

 

絵画が中心で、ほかに陶磁器が数点ありました。撮影できたのでいくつかご紹介します。

 

「一心団結の国」

団結ですね!


「炎の雷鳴」

衛星なのか、ミサイルなのか。

 

「戦友のために」


 

「元山葛麻(ウォンサンカルマ)海岸観光地区」


 

「キムチ作りの季節」


 

「楽しい夜」


 

「人民のための高級住宅」

 

基本的には国、兵士、兵器、労働、繁栄(都市開発)の称賛がモチーフになっているように見受けられます。指導者やそのファミリーの肖像画は一切ないのも意外。かつて某国で北朝鮮展を見たという知人にも聞いてみよう。

 

ところで、展示ホールの一角に黒スーツで角刈りのアジア人4人組が何やら立ち話をしていたのですが、これは北の人々ですよねえ。うち一人は、通常各部屋にいる監視員の座る椅子に座っているのを後で目撃したので、出入りする訪問客をチェックしているのでしょうか。韓国大使館の大使館員や駐在員は、北朝鮮レストランは出禁らしいですが、この展覧会には来られるんだろうか。うーん。

2025年10月11日土曜日

インド洋からテルメズまで(鉄道建設協定の話)

 ジェトロ(https://www.jetro.go.jp/biznews/2025/07/c93ccc3e3fc193d7.html?utm_source=chatgpt.com)にも出ていますが、7月にウズベキスタン・アフガニスタン・パキスタンをむすぶ鉄道建設について外相会談で協定に署名が行われました。ルートはテルメズからアムダリヤを説かしてアフガニスタンにはいり、ナイババド、マイダンシャフル、ロガル、そしてハルラチからパキスタンに入るとのこと。

 軌間が異なっているので、スムーズな運輸が可能になるのかはわかりませんが、インド洋方面からウズベキスタンまで鉄道で行けるなんてことになるといいですね。

2025年10月10日金曜日

ブリャートとモンゴルで食べる郷土料理のファストフードチェーン

ブリャート(ブリヤート)共和国ウラン・ウデで、急ぎで地元料理を食べられる店はないか尋ねたところ、地元代理店で「シュレンドー(Шулэндо/Shulendo)」というチェーン店を教えてもらいました。

 


僕の行った店舗は、入店すると入口にタッチパネルがあり、そこで写真付きで料理を選び、会計後に店員が席まで持ってきてくれるというスタイルでした。

(写真はヤンデックス地図より)

 

席数も多く、ゆっくり座れます。

 

滞在中はできるだけブリャート料理を食べたい。ということで、麺と肉入りのスープ「シュレン(Шулэн/Shulen)」、小籠包のような「ブーザ(Буза/Buza)」を注文。飲み物については、同地にはミルク入りのお茶がありますが、この日は暑かったのでコンポートにしました。合計425R(約760円)也。

 

続いて、ウランバートル。ここでも地元市民の行く店を探したところ、なんだか見覚えのある名前が出てきました。モンゴル語だと「シュルンドゥ(Шөлөндөө/Shulundu)」と読むのですね。

24時間営業の店舗もあり、遅くにこの町に着いたこうやくんも食事にありつくことができました。

 

(写真はGoogleマップより)

 

ここはタッチパネルではなく、カウンターで注文し、レシートに書かれた番号を呼ばれたら取りに行く方式です。ここもメニューに写真が掲載されているので選びやすくて良し。しかし、店員はモンゴル語オンリー。呼ばれる方式だと、Google翻訳も使えないのでどうしたものかと戸惑いましたが、僕の前に注文した人が取りに行くのを確認してから、そろそろだろうかと様子を伺っていたところ、席まで料理を持ってきてくれました。感謝です。

野菜とミートボールの入ったスープ。花巻が1個ついてきて、これで確か8500MNT(約349円)。周囲を見回したところ、この日はこれを食べている人が多かったです。寒かったので、鍋っぽくていいですね。モンゴルにいると野菜不足になるので、人参やキャベツなどを摂取できた点もポイント高し。

 

ところで、こんなに看板もロゴもそっくりなのだから、モンゴルのビジネスがブリャートに進出したのだろうかと思いきや、ウランバートルとウラン・ウデの店舗にはビジネス関係はないようです。びっくり。

https://asiarussia.ru/news/18811/?ysclid=mg5f454emh812333513

思えばメニューも結構違っていました。どういう事情なのか。

2025年10月4日土曜日

タシケント・サマルカンド間鉄道の高速化

 Railway supplyの記事から。首都タシケントとサマルカンド間の鉄道は今でも早いですが、政府は更に高速化をめざしているとのこと。韓国の輸出入銀行が資金を提供し、300キロでの運転をめざすとのこと。韓国はうまくやってますねえ。先を越されました。


2025年10月3日金曜日

ウランバートル市内からチンギス・ハーン国際空港への公共交通機関での行き方

 

 ウランバートルとチンギス・ハーン国際空港間の移動について調べていたところ、これまであった移動手段がなくなっているなど変化が起きているようです。以下は20259月時点での情報になります。

 

 空港~市内はタクシーかシャトルバスで移動できます。今回ご紹介するのはシャトルバスの乗り方です。X19X20という2路線があり、19番が中心部のスフバートル広場から発着します。時刻表と料金は以下の通り。現金、カード払いが可能です。

 

 乗り場は以下のピンの位置です。大きな道路(Peace Avenue)に面したバス停もありますが、ここではないのでご注意を。

 

 このピンの位置に行くとこうなっています。発着するバスの番号などの表示はありません。ウランバートル市内のたいていのバス停には電光掲示板があり、バスの番号と到着までの時間が表示されているのですが、ここにはこのバスの絵の看板しかありません。

 出発時刻が迫っても、バスも、スーツケースを持つ人の姿もなかなか現れず、一瞬不安になりました。しかし定刻になるとさすがにスーツケースやバックパックを持った旅行者風の人々が増えてきて一安心。

 

 バスがやってきたのは予定時刻が40分ほど過ぎてからでした。全員乗車すると、車掌が一人一人の席を回って料金を回収します。乗客全員に言うわけではなかったのですが、僕には「今日は雨のために交通量が多く、渋滞で遅れて申し訳ありません」と流暢な英語で告げて、去っていきました。

 

 さて、ここからもまた長かった。スフバートル広場と空港はおよそ50km離れていて、時刻表上では所要時間は1時間半となっているのですが、渋滞にはまると時間が読めなくなるのは全世界共通。20分経ってもスフバートル広場前を離れることができず、これは先が思いやられます。有名なウランバートルの渋滞の洗礼を受けました。

 

 この日は当初予定していた到着時間より1時間45分遅れて到着しました。この調子で順次遅れが累積していったら、時刻表などあってないようなものになりそうだなあ。事前調べでは、早ければ1時間、長ければ3時間かかることもあるということでした。

 渋滞が発生してしまえば、バスでもタクシーでも大差ないので、時間に余裕を持って行動するしかありません。このあとも航空会社によってはチェックインカウンター前に長蛇の列ができていました。ご利用の際は時間に十二分に余裕を持って!

 

モバイルインターネットの接続状況(コミ共和国)

 先日、コミ共和国の首都スィクティフカルに滞在したのですが、こんな話を聞きました。    この町でも、鉄道駅や宿泊先のホテルにいるとモバイルインターネットが遮断されて困っていました。その件を現地ドライバーに尋ねたところ、 3 週間ほど前からモバイルインターネットが不定期にブロック...