中央アジア出張前に、現地に駐在していたことのある方の情報で、トルクメニスタンにはファーストフード的存在のミートパイ「フィッチ Фитчи/Fitchi」なるものがあると知りました。しかし残念ながら滞在中に出会うことはできず。代わりにモスクワで探してみたところ、ありました。
フィッチ・ハウス Фитчи Хаус/Fitchi house
МКАД, 41-й километр, 4, стр. 25/MKAD, 41-th km, 4c25
それにしてもMKADの向こう側と、かなり遠いです。どうやって行けるのか調べると、近くに新たに地下鉄駅ができていました。
早速行ってみました。地下鉄チュッチェフスカヤの内装。最近オープンする駅はこのようなモノクロデザインがベースなのですかねえ。
地上に出ると、道路の対岸にこのように小道が続いています。
ゲートをくぐると、このような鮮やかな緑色の建物が何列も建ち並んでいます。
右手に折れて少し進むと、食堂が入った棟が出てきます。緑色の看板に「フィッチФитчи」とありました。
店舗内。テイクアウトや配達を頼む人が多いのか、席数は少ないです。
ガラスケースに入っているパン類のほか、ドグラマやラグマン。シュルパなどのスープ類も注文できます。
パン類は、フィッチやサムサ数種類がありました。フィッチは1個120R。
下の写真はヤンデックスより引用しました。この平らなパイがフィッチ。
テイクアウトして食べたのですが、手のひらサイズの平らなパイで、中身は牛肉と玉ねぎで薄塩味。小麦粉生地はパンに近く、素朴な優しい味でした。アツアツのうちに食べるのがお勧めです。2つ買いましたが、脂っこくないせいかぺろりと食べられました。もっと買っておけばよかった。
モスクワ中心部にもトルクメニスタン料理のレストランがあります。その名も「アシハバードАшхабад/Ashgabat」。
проспект Мира, 62с1/Mira Avenue, 62с1
こちらはヤンデックスのメニュー表より。フィッチは羊肉と牛肉の2種類があり、いずれも600R。
僕はまだ行けていないのですが、チュッチェフスカヤより近いのでいいですね。他方、なかなか強気の値段ではあります。フィッチだけでなく、ほかにもトルクメニスタン料理各種がそろっているので、モスクワにいながら同国の料理を試すにはここ一択です。
素朴な味付けで、小麦粉や牛肉、玉ねぎ、塩などどこにでもある材料でできるのに、なぜこんなに作る店が少ないのか、残念です。サムサはどこでも売っているので、もっと近くにこれを作るパン屋ができないものか。
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