中央アジア出張の落ち穂拾い記事です。
出張前に同僚から、現地では飲食物に気を付けるよう注意を受けました。曰く、どんなに気を付けていても毎度腹を下すのだと。かつて3月に行ったときは腹回りのトラブルには見舞われませんでしたが、今回は季節的なこともあり、胃腸薬のほかに多少の食料も持参することにしました。そんなわけで、毎食現地のレストランに通わなかったのですが、仕事の合間に駆け込んで食べた料理を数少ないながら紹介します。
これもサマルカンドにて。夕食を食べ損ねて、まだ明かりのついていた名もなき食堂に駆け込んで、あるものを出してもらいました。ハリサ(Халиса/ Khalisa)という、肉と小麦を混ぜたペースト状の料理です。かなりもったりとして粘度が高く、元の肉の味が分かるほどの薄味だったので、塩を足しながらパンと食べました。見た目以上に腹に溜まりました。
ドゥシャンベにて。宿の裏手にある、夜遅くでも営業していたチャイハナに駆け込んで食べたラグマン。写真だと見切れていますが、これにもパンがついていてかなりボリュームがありました。これで25ソモニ。偶然入った店でしたが、おいしかったです。
ドゥシャンベのタジキスタン国立博物館(Осорхонаи миллии точикистон/ Национальный музей Таджикистана/ National Museum of Tajikistan)の食堂にて。この日のスープはマスタヴァで、パンとコンポートをつけて23ソモニ。思えば、メインディッシュも頼めばよかったです。中央アジアならではというよりは、衣をつけて焼いた魚やキエフ風カツレツなど、旧ソ連の食堂の定番メニューが揃っていました。
国立博物館は広い公園や幹線道路に隣接していて、すぐに入れるカフェやレストランが付近にないので、見終わってすぐ食事できるのはここくらいでもあります。機会がある方はどうぞ。
飛んで、ブハラへ。
メニューはこちら。料金は頻繁に改定されているようです。これは2024年9月現在。
プロフが出てくるまで、卓上に置かれていたこの砂糖菓子をつまんでいたのですが、暑かったせいか妙に旨く感じられ、お茶と一緒にいくつも食べてしまいました。
こちらはオシ。代理店で教えてもらった、ラグマンがおいしいという「アリ・マンスルАль-Мансур」という店で食べました。
入口が分からずうろうろしていると、後ろから来た人々が立て続けに入っていく店があったのでついて行ったところ、それがここでした。ウイグル式ラグマンがイチオシのようで、全員大盛りのラグマンを注文していました。テイクアウトする客も多数。ここのラグマンはトマト味に加えて複雑な出汁の味がして、ほかにない味でした。また行きたい。
最後はガンファンГанфан。米にラグマンの具や汁をかけたものです。
幸いにも腹を壊さずにモスクワに帰還できました。ありがたや。
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