こういう状況になってしまった今、日本政府関連組織がロシアで日本文化の普及を促進するような活動は行われていないのですが、そんな中、某所で「日本フェスティバル」なるものの話を聞きました。どういうことかと調べてみたところ、「ヤポンスキー・フェスティヴァリ(日本フェスティバル)Японский фестиваль」という名前の場所があるらしく、写真を見る限り、神社を模した建物などが並んでいます。
気になったので、実際に行ってみました。
場所はこちらです。グーグルマップだと名称が違うのですが、カメラのマークの位置です。
地下鉄からバスやマルシルートカに乗り継いで行けます。これらはレチノイ・ヴォクザール駅かプラネルナヤ駅から出発しています。
レチノイ・ヴォクザール駅からはマルシルートカ986k、949、バス851が出ています。地図の紫のラインはマルシルートカ986kのルートです。
プラネルナヤ駅からはバス268、268k、マルシルートカ980が乗りやすく、ルートが異なりますがバス959、マルシルートカ982でも行けます。
降車位置はユロフスカヤ・ウーリツァ(Юровская улица/Yurovskaya St)またはその次の OVDクルキノ(ОВД Куркино/OVD Kurkino)です。僕は公園の真正面のの OVDクルキノで降りました。
降車位置を間違えることはないでしょう。こんな風景が見えてくるからです。
神社の鳥居に、五重塔に、メリーゴーランドあり。
パスハの直後だったためか、卵の飾りが。この日は特にイベントをしている様子ではありませんでしたが、近所の人々が徒歩や自転車で集まっていました。中に入ってみます。
中にはこんな銅像がいたるところに立っています。金属製なのですが、兵馬俑みたいな感じが醸し出されているような気がします。
その背後の建物は店だったので入ってみました。
入居店舗のないスペースもありますが、基本的に食品が並んでいます。アジア系食材はこの中の1軒でのみ取り扱いがありました。落ち着いて座って食べられる場所はありませんが、テイクアウトのコーヒーや菓子パンなどは手に入ります。
敷地内にはこのような建物がいくつかあります。 |
この日は特に何も行われていませんでしたが、何か上映したりできるようになっているようです。
こちらはキオスク |
建物本体は和風ですが、デコレーションは市内のイベントで見かける純ロシア式のような。キオスクでは物品もありますが、コーヒーやお茶のサモワールがあったり、シャシリクなどのテイクアウトできる軽食が何種類か購入できます。またフードコートのようにベンチが並んでいますし、特設舞台もあり、ライブなどをやれるようになっています。晴れていて穏やかな気候のときはのんびり過ごせます。
しかし、いったいどんなイベントをするんでしょうね。どの建物も新しく、傷みもなくきれいなので、比較的最近できたものではないかと推測されます。ここまで和風になった以上、日本関連のイベントに使うのが一番ぴったりな気がしますが、どうなるんだろう……
中心部からは離れていますので、国際イベント場というよりはもともと地元向けに作られたのでしょうか。冬も営業しているのか、もしそうであればどの様な装いになっているのか気になります。
返信削除誰が作ったのか不明ですが、鳥居と五重塔にメリーゴーランドと、日本ではお目にかかれない組み合わせですね。日本以外の国をモチーフにしたヤルマルカもあるのなら、見てみたいですね。