2020年2月20日木曜日

モスクワの修道院の食堂(安い店②)

 モスクワで比較的安価に食事できる店の紹介、第2弾です。今回は修道院の食堂編。一般客にも門を開く食堂は今や多いですが、近年は味や雰囲気のレベルがかなり上がってきました。カウンターやテイクアウトオンリーではなく、落ち着いて座って食べられます。今回は、味も個人的には悪くないと思う三軒をピックアップしました。

1.ポクロフスキー古儀式派教会の食堂(トラペズナヤТрапезная)
所在地:Rogozhsky posyolok str., 29c 9 (ул. Рогожский Посёлок, 29, стр. 9)
D2カリトニキКалитники駅から徒歩5分、または地下鉄タガンスカヤ駅からバス51などで6駅先の「カリトニキ駅Станция Калитники」で下車して同じく徒歩5分。
営業時間:7:00-21:00


 古儀式派修道院の敷地の手前にある食堂。近所に住んでいる様子の老若男女が入れ代わり立ち代わり出入りして、かなり人気があります。予算は250~300ルーブル。
 こちらが外観です。このまま右の道を直進すると教会に出ます。入り口は道路側、ランプのついているところです。


 サラダ、スープ、メインともかなり種類豊富です。ピロシキも1個25ルーブルくらいと安く、具もさまざまです。


 ホールも2つあって広く、席数も多めです。















2.ノヴォスパスキー修道院の食堂
所在地:Krestyanskaya Square, 10c20 (Крестьянская площадь, 10, стр. 20)、
地下鉄クレスチヤンスカヤ・ザスタヴァ Крестьянская Застава駅、プロレタルスカヤПролетарская駅から徒歩10分
営業時間:9:00-20:00


 地下鉄から外に出ると、見慣れた黄色い鐘楼が見えます。ここに向かって進みます。


 鐘楼の向かいに修道院の入り口があるので、入ります。


 敷地に入ってすぐ右側の建物が食堂です。中はこんな内装。


 こちらも、けっこうたくさん選べます。ピロシキや一部のサラダはテイクアウト可。


 この日のメニュー。野菜や魚が中心ですね。


 ボルシチ、ピーマンのキノコ詰め、ハト麦ときのこと人参のお粥、ハーブティーを注文。全体に薄味です。


 売店も併設されていて、蜂蜜やジャム、オリーブ製品などが多数並んでいます。


3.ポクロフスコエ-グレボヴォにあるポクロフスカヤ教会の食堂
所在地:Volokolamskoe Highway, 52k1c1 (Волоколамское ш., 52, корп. 1, стр. 1)
D2ポクロフスコエ-ストレシネヴォ駅から徒歩4分、地下鉄シューキンスカヤから徒歩13分、モスクワ中央環状線МЦКストレシネヴォ駅から徒歩15分
営業時間:9:00-20:00


 赤い壁が目印です。が、壁の中心にある大きな門は廃墟になった屋敷(ポクロフスコエ-グレボヴォ・ストレシネヴォ)に通じる方で、この日は進入禁止でした。木の陰に見えるピンクの建物が教会で、ここの正面にある入り口から入ります。


 中に入ると正面が教会で、右手に売店、その奥に食堂があります。食堂の入り口にはこんな看板が出ています。メニューは前述の2軒より少ないですが、個人的にはここが一番うまかった。


 ここも食事のほかに蜂蜜や野菜の漬物、乳製品などを売っています。
 

 料理はここから選びます。


 かぼちゃのスープ50ルーブル、ジャガイモ(皮の中をくりぬいて、その中にマッシュポテトを詰めて、チーズ・ニンニク・ハーブをかけたもの)90ルーブル、蜂蜜とハーブ、スパイスの入った温かい飲み物、ズビーチェニが40ルーブルでした。かぼちゃのスープはスパイスが効いていて食べ応えあり。


 お決まりのパンやピロシキだけでなく、ケーキやクッキー、ドーナツが多かったです。


 ここでは日曜学校や陶芸教室、ボーイスカウトのようなアウトドアのクラブ活動もやっているようです。この日も子供たちが親同伴でたくさん集まっていました。裏は公園が広がっています。売店では19世紀のイコンを売っていました。売り上げは教会の修繕費になるそうです。コレクターの方はひとついかがでしょうか。

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