コロナ禍に伴う長距離列車座席指定の新ルール

　コロナが猛威を振るいだしてきたなかで、主に長距離列車の座席指定に際し、4月30日から新ルールが適用されることになりました。

　クペкупе（2等寝台）では2名、プラツカルトплацкарт（３等寝台）では通路側を含めて3名、座席は図の通り２名、家族には適用されないとのことです。チケット販売時にこのように配置されるとのこと（ロシア鉄道のサイトより）。
　まあ人数を制限するのはいいのですが、プラツカルトの絵を見ると、密集しているような、いないような、微妙な感じがありますね。いやむしろクペの方が問題かな。扉を閉めたら密室状態ですからねえ。
　話は変わりますが、僕のような外国人がコロナにやられた時、どうなるのか。治療が後回しになるとか、なんとなくあり得そうなので、一層用心したいと思っています。

交通機関に乗りにくくなってます

　以前にお話ししたモスクワ市の外出制限の一環としての外出許可証発行制度がオンライン化、そして徹底されてきました。
　徒歩での買い物は特段制限されていませんが、市内の公共交通機関に乗るには予め市の登録ウェブサイトで番号を得なければなりません。これがトロイカ等の乗車カードと連携しているので、そのカードに獲得した許可証がデータとして入っていないと乗車できません。それに伴い、一回乗車券などは当分の間、使用停止となりました。
　モスクワに来てから数年、トロイカの利用を避けてきたこうや君も遂にその軍門に降らねばならない日が来ました・・・

医療用マスクの戸外での着用禁止とか３点

　市中に出る際に医療用マスクを着用してはならないという命令が非常事態省から出ています。まあもっと必要としている場所があるということなのでしょう。
　それと外出制限がコロナ患者だけでなくОРВИ（急性呼吸器ウイルス罹患者）にも適用されるとのこと。症状的に似ているので区別が付かないらしい。
　更にテレビでは、フランスのプロヴァンス大学で、コロナ・ウィルスは92度の熱で15分で破壊されることが判明したとのこと。まあ煮沸消毒できるということですね。洗濯ではうまく除去できないなんて話も聞くし、なんかの時にはヤカンか何かでやってみよう。
　

外出制限：モスクワ

　モスクワ市では15日から外出制限がかなり強化されることになります。自家用車、タクシー、公共交通機関を使っての外出希望者は、携帯で申請してショートメールで許可を得るというものらしいです。乗車する時に発行されたコードを使いという感じらしい。
　仕事場に行く、また病院に行くのは一応、それほどは厳しくないみたいですが、個人的用事での上記移動手段の利用は週二回が限度になる模様です。まあ徒歩での買い物は多分いいのだと思いますが・・・。今は我慢の時ですね。
　尚、公務員は対象外とのことです！

臨時往復便（東京モスクワ）が出るとのこと

　大使館より、臨時の東京・モスクワ往復便が出るとの連絡がありました。日本に滞在のロシア人をモスクワに運び目的の便で、しかし東京に行くついでに日本人をモスクワから乗せてもいいというものです。チケットはアエロフロートで買えとのこと。
　まあ、今戻っても２週間隔離されるそうなので、こちらにいることにした僕には（魅力的ではあるけど）無縁なので、どうでも良いのです。
　他にはプーチンさんが内務省裁判部長を解任とか、メキシコが原油増産に歯止めをかける提案をロシアにしてきたとか、そんなところで賑わっています。

待機の代わりに給料は支給とのこと。子ども手当も。

　労働省は4日から30日までについて、給料を通常もらっている分だけ出すから家に待機せよとする指示を出しています。メディアによるとそのための大統領令が出たそうです。プーチンさま、特に国籍については何も書かれていないのですが、さすがに僕のような外国籍の人間は例外ですかねえ。

＊追記
　子ども手当も支給とのこと。毎月子供一人あたり5000Rを支給する大統領令がでたとのこと。僕には無関係ですが。

大使館より通達あり。

　日に日に強化される普通の生活規制。大使館からは定期的にメールが入ります。
　1，非労働日が今月30日まで延長されたとのこと。プーチン大統領の命令とのこと。
　2，外出規制は続くものの、通行証制度の導入は当面見送りになったとのこと（こちらはソビャーニン市長のブログから）。
　3, 大使館からの要請として出社が避けられない場合でもタクシーか自家用車を使えとのこと。こうや君はタクシーしか使えませんね。会社に請求します！
　しかし外に出にくくなると、体がなまりますね。部屋で運動します。

外出制限ってどういうこと？

　なんだかロシアも大変になってきました。本日だけで771人の感染報告。もう立派なパンデミック状態です。
　またモスクワは外出の制限が厳しくなりました。4日から毎回の外出に申請書（証明書）が必要になります。不携行外出は罰金です。自由に外出できるのは官吏、警官、代議士のみとのこと。ちょっと待って、どうなってんの！

帰国便をスルー

　結局帰国していないのですが、ロシア政府がモスクワの場合、アエロフロートを使って、日本への帰国希望者用チャーター便を運航させています。4/4が最終便のようです。なんだか面倒になって帰る気がしなくなってきたので（日本に帰っても状況が良いとも思えない）、モスクワに多分残ります。
　ところで市内での外出の制限がだんだん厳しくなるようですので、それについて次回にもお伝えします。
　また報道によると、コロナ撲滅方法が見つかったとか。まあどこまで普遍的なものか分かりませんが、効果があるなら何とかして欲しい。